聴解の練習:質問を聞いて、答えましょう

コメント
初級向けの聴解練習の問題です。今まで勉強したことの総まとめのような位置づけでした。全部で10問あり、答えられない場合の逃げとして、「わかりません」「わすれました」も載せました。使い方はこちらに詳しく載っていますので、ご覧ください。

指示文と質問文を変えれば、どんなレベルでもこの活動を使って練習することができます。私はおもしろい質問文を入れたりするのも好きですが、このワークシート1は、初対面の人が話していくうちに誘いに発展していく流れになっています(途中、変な質問がありますが…)。最後に誘いに乗るか、断るかが見ものだったりします。(゜∀゜)なお、音声データはありません。

使用している質問文
1.はじめまして。鈴木です。あのう、失礼ですが、お名前は。
2.大学はどちらですか。
3.すみません。今、何時ですか。
4.きのう、コーヒーを飲みましたか。
5.きょう、パンを食べましたか。
6.フランスのチョコレートはおいしいですか。
7.あなたの靴はいくらですか。
8.きのう、大学に来ましたか。
9.あなたのうちはどこですか。
10.お腹がすきましたね。ピザでも食べませんか。

ワークシート [Word] [PDF]

*指示文の英語訳が変かもしれません。

質問に自分なりの答えを。

会話の練習では、学習者同士で行うことが多いですが、聴解の練習では質問者は日本語母語話者にできます。実際のコミュニケーション場面を意識して、日本人からの質問を聞き、それに対する答えを作る練習です。「答え方は1つではない」ことを強調したいと思います。

準備
ワークシート(シートなしで口頭で答えさせることも可能)

進め方
1)まず「状況」を提示します。初級前半では、「初対面の日本人に質問された」という設定にしました。レベルが高ければ「自国の観光案内所に日本人がやってきて…」という設定もいいと思います。

2)質問に対する「自分の答え」を書くように指示します。ここで「わかりません」や「わすれました」という回答例も教えます。もちろん、自分自身のこと(誕生日など)に対して使った場合は、不適切だと指摘します。

3)質問を聞いて、答えを書く、もしくは、口頭で言う。

4)個別に答えを確認して、全体で回答例を共有する。

コメント
できるだけ、「1回しか聞けない」としたほうがいいと思います。もう1回聞きたい場合には、「『もう1回、お願いします』と言ってください」と指示しておくと、それも現実に合ったやりとりだと思います。

「聞いて答えを書く」活動をしておいて、翌週、「聞いて口頭で答える」活動を復習としてやるのも良いと思いました。回答例はプリントを見れば思い出せますし、覚えてあれば即答できるようになります。「質問を聞いて即答する練習」なら、状況設定なしで、既習の表現をバンバン出していくのも良さそうです。やっぱり、「回答は同じパターンでもいいけれど、決して1つではない」と意識させることが、柔軟な対応力を養うのではないでしょうか。

ワークシートはこちらからダウンロードできます。