『日本語文法ハンドブック』

 

初級を教える人のための日本語文法ハンドブック
中上級を教える人のための日本語文法ハンドブック

文法の特徴が例文とともにまとめられています。さらに深めたい場合の論文や書籍へのアクセスも容易です。日本語教育での文法の考え方を知るには良い2冊だと思います。教える際にそのまま使用することはできませんが、参照しておくとよいところもあります。

『日本語上級話者への道』

日本語上級話者への道 ― きちんと伝える技術と表現』(スリーエーネットワーク)

中級後半以上の学習者向けのテキストです。話すことを中心として、様々な活動ができます。目標の確認、導入、語彙の整理などをしてから、実際に話す作業に移っていく構成になっています。話し方や態度、表現の違いなども、整理できます。1課完結型なので、全課を通してやらず、目標や学習者に合った話題だけ選んで使うこともできます。

1課90分という設定になっていますが、これはなかなかハードです(私の学生が「中級後半」に十分達していなかったからかもしれません…)。語彙を予習させて、語彙説明にかける時間を短縮すれば可能かと思います。内容はわりと良かったと思います。そんなに目新しい話題を扱っているわけではないのですが、順序立てて話したり、語彙を選んで話したり…そういうことができていたように思いました。「目新しい話題ではない」というのは、言い換えれば「日常でときどき話すことがある」ことでしょう。ですから、やって意味があるんだろうなと思いました。もうちょっと使い込むと、私も慣れて、やりやすくなるかな(^o^)

この本の続編『日本語超級話者へのかけはし-きちんと伝える技術と表現』も少し書き換えると、中級後半でも使えると思います(話題が違うので、内容によってはこちらから採用)。両方使ってみて思いましたが、やっぱり学生にとってちょっと難しそうでした…(笑)「中級後半」か~(;´∀`)内容はいいので、レベルに合わせて、手直ししつつ、使っていきたいと思います。

『日本語超級話者へのかけはし』

日本語超級話者へのかけはし ― きちんと伝える技術と表現 上級から超級へ』(スリーエーネットワーク)

日本語上級話者への道-きちんと伝える技術と表現』の続編です。「超級話者へのかけはし」ですから、上級学習者のためのテキストです。やっぱり「上級話者への道」より内容が高度で抽象的になります(特に後半)。

各課の構成自体は「上級話者への道」と似ています。ちょっと手直しをして、第3課の「困った状況を伝えて交渉しよう」は上級ではない学生向けに使いました。話のもっていき方が図示されているので、整理しやすくて良かったと思います。「1課完結、1課90分、20人のクラスを想定」と書かれていますが、どうなんでしょう(@_@;)

「どんな教師でもすぐ教室で授業ができる」とも説明があり、それはたしかです。もちろん補足すべきことはあると思いますが、必要な語彙や活動はだいたいまとまっているので、楽といえば楽です。目標や導入などもすでに用意されていますし、知識を高めたあとに活動するので、不自然な感じはありません。内容も大人にはちょうどいいと思います。(多国籍クラスだと、もっとおもしろそう~)

おそらく、知らない語彙も多い場合があるので、我々は「日本語でのわかりやすい語彙説明」を準備せねばなりません。できれば、用例も作っておいて…。(^_^;)1回だけではなかなかパーフェクトに使いこなせないものです(笑)

『留学生のための時代を読み解く上級日本語 第2版』

留学生のための 時代を読み解く上級日本語 第2版』(スリーエーネットワーク)

プライベートで台湾人上級学習者と使ったことがあります。わりと現代の問題などわりと堅い話が多い印象でした。文章を読むこととそれに基づいて話すことを目的とする学習にあっていました。

私が院生のときにやっていたものだったので、古い話です。(^_^;)その時使っていたのは旧版。今は新しいものが出ていると知りました。内容は変わっていると思います。

この内容でも割と早く読める場合は、関連する内容を新聞記事から取ってきて、内容を確認したり、時事的な話題について話したりしました。新板も手にしてみたいですね!(^^)