だいじょばない収集

ナ形容詞である「大丈夫」が、五段動詞(1グループの動詞)のように活用する用例が最近散見されるようになってきました。

通常はナ形容詞ですので下記の活用になります。

だいじょうぶだ(肯定) → だいじょうぶではない(否定)

しかし、下記のようになる用例が見られます。「大丈夫」の「ぶ」は活用語尾ではないのですが…(^o^;)

だいじょうぶ(肯定) →  だいじょばない(否定)
あそぶ(肯定) → あそばない(否定)

見つけた「だいじょばない」(2018年~)

1)ヤマシタトモコ作『さんかく窓の外側は夜』(巻数忘れ)
三角が「いやもう全然だいじょばねぇよ」と言う。冷川は「じょば…?」と言葉をもらしている(笑)ちなみに、この漫画はとてもおもしろいホラー要素ありの漫画です。おすすめです。(^o^)

2)マーヴェラス西川の歌『DAIJYOUBU!』
Eテレの番組「天才てれびくん」に出てくる、T.M.Revolution演じるマーヴェラス西川の歌。たまたまEテレの録画で見かけました。ローマ字でわざわざ「DAIJYOUBANAI」という歌詞を出していました。言葉遣いにうるさそうなテレビ局なのに。

To be Continued.( ̄ー ̄)

学習方法を提案する

何かを習得するとき、授業を受けただけで、問題なく習得していく人というのは、ほとんどいないでしょう。多くの人は、自分でも学習して、身につけていくものです。それは日本語に限ったことではなく、どんな学びにも必要なことです。

では、どうやって学習していけば習得できるのでしょうか。( ̄▽ ̄)

万能な学習方法はあるのか。

まずは自分の学習方法を思い出してみてください。日々の勉強、受験勉強、大学に入ってからの勉強、日本語教育に関わる勉強…いろいろあったと思いますが、どんな方法が良かったですか。

その方法でうまくいったという成功体験があるから、良い方法と見なすことができます。ただ、それはすべての人にとって良い方法でしょうか。

語学学習においては、よく「目から覚えるタイプ」「耳から覚えるタイプ」などと言われることがあります。視覚的に認知していく(文字で覚える)ほうがいい人もいれば、聴覚から認知していく(音から覚える)ほうがいい人もいるということです。私は前者!(笑)これもあくまで一例ですが、覚えるという行為においても、千差万別です。

学習方法の合う・合わないは人それぞれで、それを自分自身で認識して取捨選択できる人もいれば、自分に合う方法が何かわからない人もいます。また、誤って選択して、伸び悩んでしまう人もいます。

そういう人たちに対して、教師としてできることは「学習方法を提案する」ことです。提案できる学習方法をいくつか挙げてみたいと思います。(^_^)

いろいろな学習方法

とりあえず、学習がうまくいっていない人にアドバイスできそうなものを挙げてみます。自分が勧めていたもの、学習方法の本からの受け売り、実際に学習者がやっていたものなど全て含みます。まずは「覚える」ための方法が主です。(;・∀・)

【共通】

・書く。
誰もがやっているので、「書いても無駄だ」と言う学習者もいます。「何を書くのか」「どのように書くのか」「何回書くのか」と具体的に示す必要もありそうです。むやみに書いても覚えられません。例文を書き写すにしても、理解を十分してから写す、記憶してから写すなどの行為が伴えば、短期記憶にも一度入りますよね。

・練習問題を解く。
一度解いて終了、にしないことが重要です。忘却曲線を引き合いに出してもいいと思いますが、「翌日・3日後・7日後…」など、記憶が保持されているか確認しながら、強固にしていく必要があるでしょう。また、間違えたところに印をつけて、繰り返すことで、間違えが減ったり、いつも同じところで間違えるなど、自分の弱点発見にもつながります。

・自分で練習問題・テストを作る。
余力がある人向け。練習問題では物足りなくなった、答えがわかってしまうというときに良いと思います。自分の弱点や覚えられない箇所を分析して、問題にすると、試験前や復習の際に、そこだけ確認すれば良いので、時間も節約できます。

・語学学習用のアプリを使用する。
インターネットやスマートフォンの普及率も上昇しているので、環境が整えば勧められます。むやみに勧めても、アプリ探しで無駄な時間をとってしまう可能性もあるので、教師が探しておいて勧めるか、学習者同士で情報共有するのが良いでしょう。(勧められるようにしたいと思っていますが、なかなか調べる暇がなく、実現できていません…(T_T))

【ことば】

・体系的にまとめる。
簡単に言えば、カテゴリー別に言葉を覚えていく方法です。「家族」とか「乗り物」とか…。分け方は自分にとって分かりやすいまとまりで良いです。家族のワードはバラバラに覚えていくより、まとまっていたほうが便利ですよね。また、まとめる場合は、よく使うものから「覚える優先順位」をつけておいたほうが気楽だと思います(例えば、父・母はすぐに使うけれど、従兄弟は頻度が低いから無理しないのような自分ルール)。

・例文を作る・複数の語彙を入れた例文を作る。
動詞は簡単な内容でもいいので、例文を使って覚えたほうが良いと最近思っています。助詞の使い方が同時に覚えられる利点があります。また、語と語のよく使われる組み合わせ(コロケーション)も自然な言葉遣いに必要です。

・単語カードを作って、使う。
ありきたりですけどね…(^_^;)例文もまとめておくと、どこでもスキマ時間にやれるので便利です。しかし、訳語が不適切だったり、一対一対応していない場合もあるので、最適とは言えない部分もあります。また、作っただけで満足しがちなので、使うよう促さないと…。

【復習】

・間違えた問題・運良く正解した問題はそのままにしない。
テストが終わって、返却されて、一喜一憂して終わるのはダメです!
どうして間違えたのか、何が間違っているのか、真相究明する必要があります。わからなければ調べたり、教師に聞いたりして、正しく理解・覚え直します。その後、もう一度解きます。また、できるまで解くようにする必要もあります。

・過去の宿題・定期テストを有効活用する。
学期末テスト前の当たり前の作業だと思っていましたが、これらが無視されていたことがあります。宿題や定期テストに出るところは、「教師が学習者に間違えてほしくないところ」「学習者が間違えやすいところ」などだと思うのです。ですから、久々に見直すにはもってこいですよ!

【その他】

・やり方を変えて、すぐに結果は出ない。
数日で劇的な変化を望む人もいるので、そんなのは無理だと教えましょう。最低でも1週間かな…。合う・合わないもあるので、ある程度の段階で見極める必要もあります。「やってみてダメだったら、方法をまた変えましょう」と言うようにはしています。

・手元にあるものでなんとかして、新しいものに極力手を出さない
これは私の信条ですけど、お金をかけないで、あるものだけをこなしていくことです。まずは手元にあるものが100%できなければ、他のものも結局満足せずに放置してしまうと思います。まあ、手元にあるものが気に入らなければ、「この本は好きだから100%できる!(`・ω・´)」というものを準備してもらいたいですね(笑)

まとめ

教育機関の方針や、その人の学習状況によって、上記のやり方がアドバイスとして不適当な場合もあると思います。また思い出したり、良い方法を思いついたら、追記していきます。(^_^)

『校閲記者の目』

校閲記者の目 あらゆるミスを見逃さないプロの技術』という本を読みました。Twitterでも毎日新聞・校閲グループというのがあり、わたしもフォローしていますが、そちらの方々がまとめた本となっています。

書籍版購入のタイミングが帰国と合わず、どうしようかと思っていたら、電子書籍版も出ました。(^ω^)…でも、ちょっと新聞の画像が見づらかった。

校閲というのは、新聞や雑誌や原稿などを読んで、間違いがあったら直すというものです。わたしの最初の認識は、誤字脱字や日本語の表現として不適切な箇所を探すことだと思っていました。しかし、実際は内容の整合性までもチェックする作業ということでした。(・o・)

偽の号外記事を見て、実際の校閲作業をするページもありましたが、正直、数箇所しかわかりませんでした。校閲記者にはなれませんね…(;・∀・)

職業柄、普段から細かいところを血眼になって見ているほうですが、全然気が付かず、結構ショックでした。ただ、最近、イメージの認識程度というか、まとまりでざっくり読んでいるな~と感じることは多々あり、注意深く読み込もうとしないかぎり、ミスに気が付きにくいです。

この本は、言葉を扱う、日本語教材を作るという点から読んでも、ためになります。

わたしの中で「和数字・洋数字」の表記が、以前から気になっていました。「1人前」と「一人前」の表記。説明を読んで、ほかにも同じような例があって、これから毎日新聞を真似ようと思いました(笑)また、「漢語+する」の自動詞・他動詞の話も出てきて、日本語教師としても、気にしておくべきことだな~と思いました。

正しい・正しくないで割り切れるところもあれば、そうでもないところもあります。言語を扱う難しさがわかるという意味では、校閲記者さんも、日本語教師も同じようなものですね。誤字脱字の修正から、文法の正しさ、表記のチェックなど…。

読みながら、ふと思い出したことがあります。最近のインターネット上の記事は誤字脱字が多かったり、見出しの助詞の省略が曖昧な意味になっていたりするのが気になります。もちろん内容も整合性があるか…。(;・∀・)自分のサイトの記事も人のことは言えませんが…。ただ、日々目にするものは精度が落ちていると感じます。校閲する人がいる新聞のほうが、信頼できるのかな~なんて思ってしまいます。

授業準備はなくならないけど

日本語教育の実習を最初の教歴だとすれば、この界隈に入って、そろそろ10年です。

10年と言っても、週あたりのコマ数、担当した授業の種類などはいろいろです。フルタイムで日本語を教えていたのも6年ぐらいで、しかも海外でしかありません。それ以外はボランティア・プライベートなどです。3か国+日本で仕事をしていましたが、毎回教科書が違うので、いわゆる初級で教えられるような内容を全て制覇していません。(;・∀・)

授業準備は時間は短縮されても、なくならない

わたしは職場を転々としています。これは今後も変わらないスタイルだと思います。ですから、永遠に授業準備はなくならないと思っています。

教師になりたての頃は、確かに何時間も唸りながら準備をしていました。それは「知識の整理・補充(勉強)」と「授業の組み立て(教案作成)」を両方やっていたからです。

ただ準備に時間がかかって嫌だなと思うことはありませんでした。むしろ、年齢が近い学生や年上に教えていたこともあり、「プロを装わなければ負ける!」と思っていたところもあったと思います。「負けたらどうしよう…」みたいな不安のほうが強くて…。(@_@)学生と戦ってたんですかね。

もともとの性格もあるかもしれません。調べたり、考えたりすることは苦痛ではありません。むしろそこが面白いのです(プロを装うには必要だし…w)。今になってみれば、そこで積み上げたことが役に立っています。「知識の整理・補充」の蓄積ができて、調べなくてもわかることもあり、よくある質問も推測でき、準備時間が短縮されていきます。

また、「授業の組み立て」も慣れみたいなものです。文法ならこのパターン、聴解ならこのパターンと決まってきます。パターンに内容を当てはめていけば、教案はそこまで悩まずに済みます。そのうち、体が覚えているなんてこともあります。もちろん新しい科目を教えるときには、またゼロからですけどね。

時間の短縮はできても、「知識の整理・補充」も「授業の組み立て」も、なくなるわけではありません。

まず、教えたことがないことは必ず存在します。そうしたら、わたしは過去と同じように、結構時間をかけます。ただ、そのときもすでに関連する内容を教えていれば蓄積が役立つので、まったくの素人よりは早いはずです。

それから、教える相手によって、やり方を変える必要も出てきます。

教案をためておけばいいのにできない!

「教える相手」が私にとっては重要です。同じ内容を2クラスに教えていたときがありました。クラスの人数、レベル、学生のノリ、などなど。初回は平均的なことをしますが、2回目以降はクラスの色に合わせていきます。(余談ですが、「学生のノリ」というのは、冗談の通じ具合、知識欲があるか・楽しさ重視か、学生同士の仲の良さなどです。)

そういうこともあって、同じ内容を教えるときに、以前作った教案をそのまま使うことはありません。本当はもうちょっと貯めとけばよかったな~と思っています。最近はできるだけデータに残して、教えたあとに追記していることもありますが…。

教案と教えた相手を思い出せば、「あのクラスで教えたときはこうだった」みたいな個人的な記憶は呼び覚まされるんです。成功も失敗も思い出せます!(^o^)そうしたら、新しい教案でも、また書くのは楽だと思います。同じことをするかしないか選べるのです。

ゆる~く長い目で

大変さを強いるつもりはないですが、どうしても最初の1~2年は大変さを感じると思います。ただ、1年目より2年目、2年目より3年目…という感じで、慣れていくことで、少しずつ大変さは軽減します。これだけは保証します。

軽減しない感じるとしたら、それは「同じことを教えていない」からです。ただ、それは「知識の整理・補充」がゼロだからですよね。「授業の組み立て」は大きく変わらないはずです。また、教えるということへの慣れもあります。自分のことで精一杯な1年目から、学生の反応が少し予想できる2年目という感じです。

同じことを教えているのに軽減しないとしたら、それは「改善したい」とか「今の学習者に合わせたい」という教師として大切なことに目が向いているということです。ただ、ゼロから作り上げるのに比べれば、それだけ考える余地があるんです。

苦労はつきものですが、そこで自分が成長できているんです。自分を褒めましょう!(^_^)あと、たまに「手を抜いちゃったな」と思っても、自分を責めないで、次の日に挽回しましょう!

わたしはストイックに打ち込むことが好きなのでいいですが、そうでない人のほうが多いんだなと最近感じています。だから、他者にストイックさを要求しないように気をつけています…(+_+)じゃ、どうするか…ということを次に考えたいと思います。

あいさつ

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あいさつ表現の絵カードです。場所や人物関係は様々なので、教える表現が場面にあっているか、よく確認してくださいね!簡単なあいさつ表現の導入用に作成しましたが、会話を展開させたり、待遇表現を練習する際にも使用できますね。

(1)出社したとき、(2)退社するときに挨拶を交わします。

(3)ホテルの入り口と、(4)ホテルの受付で話しています。

(5)友達に荷物を持ってもらってお礼を言います。意向形で申し出る「~(よ)うか」にも使えそうです。

(6)道端で道を教えてもらってお礼を言います。現代風にスマホを見ているけれど、よくわからない人にしてみました。

(7)レストランで注文した料理を持ってきてもらって、お礼を言います。

(8)買い物をして、お礼を言います。日本では店員が言って、客が言わないことが多いような…。

(9)会社員が初対面であいさつしているところです。

(10)授業が終わって、先生が教室を出ていくところです。

(11)喫茶店の前で、友達と別れるところです。(10)の人物の顔をコピペして作成しましたが、服の色も靴も違います。連続した場面として使えませんね。(;・∀・)

(12)喫茶店の店員がお客さんを見送るところです。このクレオパトラっぽいマダムがお気に入りです。