辞書を引きましょう

最近、辞書を引いていますか。

わたしが教師になったばかりのころ、実はあまり辞書を引いていませんでした。国語辞典の説明や例文は日本語を教える上でそんなに使えないと思っていたからです。それよりも外国語の辞書(和英辞典など)のほうを多用していました。

自分が先生たちから日本語の言葉に関して質問を受けるようになってきて、国語辞典で語義をまず確認するようになりました。また、学校側から「副詞のこの用法を教えてください」などと指定されるようになり、調べる必要性が増しました。母語話者でだいたいの用法は直感的にわかりますが、いざ区別したり、要点を押さえたりするためには、語義をきちんと把握したほうがいいと思うようになりました。

紙の辞書、電子辞書から徐々に進化して、今はインターネット上の辞書やアプリの辞書など豊富になってきました。海外へ行ってもすぐに国語辞典を利用できるので、本当に楽だと感じます。私が今使っているのは、アプリの辞書です。インターネットの辞書は無料で良いのですが、オフラインが起こりうる場所では、やはり利用しにくいデメリットもあります。紙の辞書は重い、電子辞書は持ち物が1つ増えてしまいます。

辞書を活用する際の留意点
その1 大きい辞典は避ける。

『広辞苑』や『日本国語大辞典』は用例が多岐にわたり、現代語だけでなく、古い言い回しなども含んでいます。その語について知るには便利である反面、現代の言い方にそぐわない用例もあったり、用例が多すぎたりする場合もあります。また、説明が小難しかったり、細かい説明がなされていないこともあります。電子辞書をはじめて買った高校生ぐらいのとき、『広辞苑』しか入っていませんでいたね…。その後、国語辞典も入ってるものを買いました。

その2 辞書は複数引く。

私がここ1年ぐらい利用しているのは、『新明解国語辞典(第7版)』と『三省堂国語辞典(第6版)』です。それに加えて『明鏡国語辞典(第2版)』『大辞林(第3版)』(スーパー大辞林3.0)を追加しました。もうスマホやiPodに入れればすぐに使えます。複数引く理由は、記述内容の差を埋めるためです。これはたぶん誰かの受け売りだと思いますが…(笑)三省堂の簡素な説明で十分な場合もあれば、それが物足りずに詳細に書かれた新明解が良いこともあります。どこにも例文が載っておらず、困ったな…と思うときも稀にあります(笑)

その3 目的にあった辞書がほしい。

今年、久しぶりに紙の辞書を購入しました。アプリにまだ無い辞書だったからです。『使い方の分かる類語例解辞典(新装版)』です。漢字の授業を担当していて、似たような語彙の説明をしていたとき、「国語辞典じゃ両者の違いが明確にわからないな…」と感じていました。この辞書で全ての疑問は解決できませんが、気になった語の8割ぐらいは比べることができて、解決に結びついています。上記のことから分かるように、やはり語義だけの辞書では間に合わないこともありますね…。本当は品詞別の辞典も欲しいところなんですが、お財布と重さを想像して手が出せないのが本音です。

その4 アプリ版辞書はセール期間に購入するべし。

無駄に買ってしまう恐れもあるんですが、年に数回安い時期があります。紙の辞書にはありえない値引きなのです。辞書の需要が高まる次期、安くなります。新学期などです!4月には大辞林を2000円以下で変えましたから、お得です。

ただ、アプリ辞書は複数のメーカーが出していることがあり、使い勝手や収録語数が若干異なります。『新明解国語辞典』も『三省堂国語辞典』も2種類あります。さらに版が古いものも混在しているので注意が必要です。(6版と7版が同時に出ている…)デモ画面をよく見て好みに合うものを探してみてください!

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