韻律読み上げチュータ スズキクンを使ってみた

手書きでイントネーションを書く手間を省く!

自分が準備した文章、学生が書いたスピーチ原稿などに、イントネーションを示す線を自分で書いた時代もありました。しかし、今やそれもオンライン上で自動的に作成することが可能になりました。\(^o^)/便利だー!

OJAD(オンライン日本語アクセント辞書)の4つの機能の一つ「韻律読み上げチュータスズキクン」です。

詩にピッチパターンを付ける

やり方は本家のサイトに詳しく書いてあります。ここでは私が使用した経緯と実際に操作した感想、授業へのお役立ち度などをご紹介したいと思います。

発音指導の一環で、詩の朗読を扱うことになったときがありました。ヤマを手の動きで示しても学習者がついて来られるとは思ったのですが、やはり視覚的な情報があったほうが練習がはかどると思いました。また、指導の担当が複数の教師でした。そのため、それぞれが適当なイントネーションを示したら、学習者が混乱すると思いました。手書きでもいいのですが、もうちょっとカッコよくしたくて、「スズキクン」を使ってみました。

相田みつをの「いのちのバトン」です。

まず、最初のフレーズだけ入れて様子をみました。区切りは「スラッシュ」にしました。その他、下に選択できる項目があります。デフォルトでは、「ピッチパターン」と「テキスト上のアクセント」が「上級者用」になっていましたが、あまり難しいことはしたくないと思って、この2つだけ「初級者用」にしました。

その後、「実行」をぽちっと押します。そうすると、こんな感じのピッチパターンが出てきます。アクセント記号(アクセント核が赤く表示される)、母音の無声化(網掛け部分)なども出てきます。

右上の「作成」をクリックすると、合成音声を聞いたり、WAV形式で保存したりすることができます。女性2種類、男性2種類の声があり、話速も選ぶことができます。ネイティブが近くにいないときは役に立つ機能かもしれませんね。今回は音声は不要なので、その隣の「印字」をぽちっとしました。別ウインドウで以下のページが開かれます。

白黒表示になります。なお、右クリックで単純に「画像を保存する」ではきちんと保存できませんでした。イントネーションの線だけが.png形式で保存されて笑ってしまいました(笑)結局、「スクリーンショット」をして「ペイント」に貼り付けて保存しました。もしかしたら、もっと単純な方法があるかもしれません。

なお、「父」のアクセントが実はちょっと気になりました。ふだん頭高型で発音していますが、結果は尾高型。アクセントとしては、別に間違っていないんです(どちらも言う)。しかし、違和感があったので、これは印刷する前に修正液で修正しました。(;・∀・)

実際の授業で

教師も学習者も共通認識が持てるので、非常に役に立ちました。( ̄▽ ̄)

ベトナム人学習者を相手にしていましたが、彼らはどうしても下がり続ける状態の発音が苦手です。どこかで上がりたくなってしまいます。「両親で四人」のあたりは、「上級者用」にするとアクセントも付くでしょう。でも、こういう下がった状態の練習ができたので、これはこれで良かったと思います。

また、他の人の発音を教師が修正しているときにも、主体的に何が違うか聞きながら、ブツブツ言っている様子も見られました。

もちろん機械がやっていることなので、どこか不自然さが生じてしまうのは否めませんが、今回は概ね問題ありませんでした。スラッシュの入れ方でフレーズが変わるので、詩の場合はニュアンスも変わってしまう気がしました。自分の感覚と、不自然さが生じにくいようにという考えとが合わさっていて、他人から見たら「ちょっと違うんじゃないか」と思われそうだなと…。

いろいろありますが、やってみると面白いと思います!(^o^)

 

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