場面カードの使い方

場面カードをいくつか提供しておりますが、その具体的な使い方(提示方法)について解説します!

1.場面の絵カードを貼る。

写真はスライドの1ページに4枚の絵を載せています。4枚ぐらいならスライド提示でも見やすいと思いますが、枚数がいろいろあるもの、分岐があるものについては、一度に提示するのが難しいです。そういう場合は、とりあえず1枚ずつ提示して状況を掴ませました。もともとプロジェクターのない場所での使用が主だったので、絵カードをA4サイズで印刷して、黒板に貼っていました。縦に貼ると四コマ漫画風になります。

2.登場人物の名前を決める。

「名前は何ですか」と聞きます。この絵カードを使い続けると、何も言わなくても名前を決めてくれます(笑)名前をつけてもらうのは、「あなた」の使用を避けるためにも必要です。個人的に登場人物をAさん・Bさんとするのは好きじゃありません。(昔はイチローとジローを使っていました(笑))

3.指し棒を持って、教師が会話例を示す。

「聞いてください」と言って、会話例を示します。ただし、ここで学習者に自由に考えさせるのもいいと思います。言いたい表現で言わせる、考える活動ができます。レベルや進度に合わせて検討してください。

なお、指し棒を使う理由は、左手にカンペを持つためです(笑)「そのくらい覚えろよ!」というツッコミがありそうですが、慣れるまでは学習者が不慣れな表現を避けるためにチラチラ見ながら読みました…。また、誰が・どんな表情で、話しているかを明確にするために指します。

会話例作成の際の私の基準は、意味が80%分かるものです。残りの20%は終助詞(よ・ね)や会話でよく使う表現を混ぜ、必要なら説明を行います。80%は理解できるものですから、板書はほとんどしません。新しいものは多少書くことがあります。

4.2回聞くだけ→リピート練習→クラスを半分に分けて練習→ペア練習

同じ内容を聞いたりリピートしたりするので、覚えるのが得意な人は飽きやすいです。回数などは様子を見ながら調整します。

覚えた確認するには、1発話を1人ずつ順に言わせていくとよいでしょう。慣れてきたら、板書した発話文の文字を少しずつ消していき、定着をさせます。

5.これをモデル会話として、タスクや活動をさせる。

結局、1~4で行うのは、この5に持っていくための前作業です。あくまでモデルはモデル。それを使えるようにする下準備をして、実際の会話を作り上げていきます。写真は「作った料理について説明する」ですが、それが目標です。モデルの内容をそのまま言うことなんてありません。じゃあ、自分だったら、どんな料理の説明がしたいか、そこからが本番です。

いきなりゼロから「会話をしろ」というのは初級では難しいと思います(できる人もいますけどね)。また、話を広げすぎて、目指すところの本質を失わないためでもあります。そのために、場面を固定します。

5の段階に来たら、モデルはモデル。上手く話せない人はモデルの通り話せばいいし、いろいろと言いたいことがある人はここで拡大していけばいいのです。上手い人でもやはりベースが押さえられていないと、言いたいことが優先されて、結局伝わらない話になります。

補足

指し棒はなくても、ペンでも、指差しでも、折りたたみ傘でもできます。私は笑いを取ることを重視しているので「ミッキーの指し棒」です(友人にもらったもの)。2回目に「あ、またミッキーだ」みたいな反応が好きなんです(笑)

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