「~ましょうか」と「~てもいいですか」

「手伝ってもいいですか」なんて聞くなんて…

コマカイさんは備品整理中。重いダンボールを積み上げて、疲れてきています。そこにムジャキくんがやってきました。設定は、コマカイさんが上司(年上)、ムジャキくんが部下(年下)です。

ムジャキくん:コマカイさん、手伝ってもいいですか。
コマカイさん:!?

違和感を覚えるコマカイさん。「そこは『手伝いましょうか』だろ!!」とツッコミたい気分…。

申し出の「~ましょうか」。許可を求める「~てもいいですか」。それを了承するか、拒否するかは、聞かれたほうが答える点で似ています。ムジャキくんの発言が「手伝いましょうか」であれば、コマカイさんも驚きませんし、「ありがとう、助かる!」や「あ、もう終わるからいいよ」と答えられます。

ここでの「~ましょうか」は、相手に対して、何かすることを申し出るためのものです。「洗い物、手伝いましょうか」「その荷物、持ちましょうか」など。どちらかと言えば、相手のためになることを言うことが多いと思います。

一方、「~てもいいですか」は、自分のすることが許可されるかどうかを確認するために使います。「これを機内に持って行ってもいいですか」「公園で犬の散歩をしてもいいですか」など。相手のためになることというより、自分の行為の是非を問うようなものですね。

そうすると、ムジャキくんは「相手のためになる行為をしたい」と思っているのに、「自分がすることはOKですか」と聞いてしまっているので問題になります。

「手伝ってもいいですか」が言える場合もある

この「手伝ってもいいですか」が文として成立しないかというとそうではありません。ムジャキくんがコマカイ家に行ったとします。コマカイさんの奥さんと4歳の息子さんがいて、ムジャキくんは息子さんの着替えをフォローしようかどうか、迷っています。

ムジャキくん:奥さん、息子さんを手伝ってもいいですか。
奥さん:あ、すみません、お願いします。/あ、一人でできるので!

「~てもいいですか」を申し出のつもりで直接本人に言うことはできませんが、「手伝うという行為」を申し出る際に、許可をくだす人に聞く分には問題ありません。

 

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