そこの「丁字路」?「T字路」?

「丁」と「T」

「丁字路(ていじろ)」ということばが存在するんですね。Σ(´・ω・`) これを知ったときの衝撃たるや…。私は「T字路(ティーじろ)」と言って、授業でも当たり前のように使っていました。表している場所は同じで、「丁」や「T」の文字の形のように交わっている道路です。

『広辞苑』の説明から考えると、日本語では先に「丁字路」があり、形も音も近い「T」も使われるようになったのでしょう。辞書には、「丁字路」のところに「T字路」とも書いてあるので、どっちでもいいのかなと思います。

「交差点」と「十字路」の違い

漢字の形を使ったもので「十字路」という言葉もあります。しかし、道案内の課で出てくることばは「交差点」。( ・ω・ ) どっちでもいいけれど、この場合の違いってあるのかな。

『類語例解辞典』では、「比較的大きな道路が交わっているところ」は「交差点」と書かれています。ただ、道の交わり方としては、どちらも同じ状態ですね。「十」の漢字が表す、まさに、この状態です。

道の交わり・分岐の名称いろいろ

伊藤潤二さんの漫画で「四つ辻に美少年が現れる」という怖い話があります(笑)この「四つ辻(よつつじ)」も「十字路」と同じものです。さらには「四つ角(よつかど)」という言葉もあります。確かに角は4つあります。

「三叉路(さんさろ)」はどんな道でしょうか。自分の立っているところを含めず、その先が3つに分かれているところです。( ´・ω・) え、「十字路」と同じ…?そう思ったのですが、「十字」や「四つ角」は垂直に交わっている道のことで、「三叉路」は、角度は問わないのではないかと…。3つに分岐している道で、90度以外の角がある道。

「二つに分かれる」道の呼び方もあります。教科書ではそのまま「二つに分かれている」という言い方になっています。「Y字路」とは言いません(笑)そんなYのような道は「追分(おいわけ)」です。(゜∀゜)使ったことないー!!!「追分羊かん」は知ってるけど。

じゃあ、「丁字路(T字路)」も「二つに分かれる」といえるのでしょうか。これも角度が関係しているようで、垂直(90度)の角に対しては、言えないと思います。だから、「追分」という言葉があるんでしょうね…。もはや日常で使いませんけど。

どこから見て「丁字路・T字路」なのか

最後に、また「丁字路」に話を戻します。地図で、全体像を見て、「ここは丁字路」ということはできると思います。しかし、実際歩いていて、どういうとき「丁字路」というのか。「丁字路で右に曲がってください」と言われて…。

a.「丁」のハネのところから歩いてきて、一画目(壁)にぶつかるところ。(↑の動き)

b.「丁」の一画目のように歩いてきて、二画目に入るところ。(→の動き)

実際に教えていたときに、b.の使い方をされて、「うーん」と悩んでしまいました。そのときは地図を見ながらだったので、「丁・T」の字の形の道だと分かりましたが…。やっぱり「丁字路・T字路で右に曲がる」ときは、a.の動きの場合ではないでしょうか。見方の問題は、言葉が関係しているのか、どうなのかと、考えてしまいますね~。

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