「同じ」は形容詞?

「同じ」はナ形容詞?名詞?なんなの?!

「同じな服」「同じの服」とは言わず、「同じ服」と言う。こういうことでよく誤用が散見されます。

( ´∀`) 「同じ」は「な形容詞」です。
(^o^) は~い!わたしたちは同じな国から来ました。
( ´∀`) 「同じな国」ではありません。「同じ国」です。
(#゚Д゚) 「な形容詞」って言いましたよね。
(´゚д゚`) (うっ…。)

『明鏡国語辞典』(大修館書店)より引用します。

おなじ【同じ】 一 [形動]
1) そのものと少しも違いがないさま。同一。
「出身地が同じだ」「計画も犯行も同じ人物に違いない」
2) 他のものと代わりがないさま。等しい。
「君の時計は僕のと同じだ」「身長が同じだ」「同じ色のシャツ」「右に同じ」

語法
(1) もともとシク活用の形容詞。語幹に「だ」が付いて形容動詞となった。現在も形容詞連用形の「同じく」は盛んに使われるが副詞と見なすことが多い。体言を修飾する場合は語幹を直接使う。
(2) 形容詞の終止形「同じい」も使われることがあるが、現在はまれ。

「もともとシク活用の形容詞」というところが重要です。古語の形容詞はシク活用をします。「をかし」「かなし」「おもしろし」などなど、「~し」というのが古語の形容詞です。この中に「おなじ」や「いみじ」もあり、ジクの形になりますが、シク活用です。(「おなじ」以外に「いみじ」しか思いつきませんでした…)

それを現代の言葉に直すと、「おかしい」「かなしい」「おもしろい」などのイ形容詞です。「いみじ」は現代語で消えたとして、「~じ」で終わる古語の形容詞は「おなじ」しかないのです。イ形容詞の仲間に入れてもらえなかった「おなじい」さん…。語法(2)にもあるように、「同じい」はもはや廃れてしまっていますし。

結論:「イ形容詞とナ形容詞の間の存在」と考える

a. 名詞修飾の場合:【同じ+名詞】 (イ形容詞と同じ)

おいしい魚、同じ魚、悲しい話、同じ話 / 元気な人、特別な話

b. 文末(普通形)の場合:【同じ+だ。】 (ナ形容詞と同じ)

私は元気だ。 この本とあの本は同じだ。 / その魚はおいしい。
元気じゃない。同じじゃない。 / おいしくない。

これと同パターンの形容詞、他にもあるかな?

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