ペアでディクテーション

「聞くことを教える」を参考にして、授業にペア・ディクテーションを取り入れてみました。ディクテーションは音声を聞いて、それを書き取る作業ですが、クラスでも一方通行の活動になりがちです。まず、ディクテーションに慣れるという意味で、CDによる音声を用いて練習し、その後、ペア・ディクテーションをしました。目的は、ディクテーションをすることと、相手に適切な発音で伝えることです。

準備
ワークシートを準備します。どういう形式にするかはいろいろあると思います。文章の穴埋めにしたり、2~3文を聞いて書いたり、…などです。2つのパートを作っておきます。

進め方
用紙を見れば、パートAとパートBで内容が違うことはすぐわかります。短い文の聞き取りにしたので、「Aが文を読み、それをBが書き取る」という作業を交互に行なっていきます。ここで注意事項として、「相手に自分のプリントを見せないこと」と「読むときは区切ったりせず、1文で読むこと」を言いました。見せたら意味がないですし、細かく切って発話することもないからです。

全て終わったら、お互いのプリントを見て、答え合わせをします。また、ペアで間違えたところを読むなどして、確認してもらいます。早く終わったペアには、自分で新しい文を作って、ディクテーションの練習を続けさせます。

コメント
初級の最初の段階の学生にこの活動をさせました。「おはようございます」や「さようなら」などのあいさつの言葉も何度も出てきているけれど、表記と音を一致させることが難しいようでした。また、スムーズに読むことにはまだ慣れていませんでした。間違えるところは典型的なところですが、答え合わせのときに、見て回って、「学生が書いたもの」と「プリントの文」を読むなどして、違いを説明しました。

答え合わせも、進めるペースも、ペアごとなので、全体で答え合わせをする緊張感もなく、楽しそうにやっていました。また、早いペアはよく出来る人たちですが、自作の文もまた凝ったものでした。ですから、遅いペアがいたとしても、そのペアが終わるまで暇を持て余すこともなくできました。早くできるということは、聞いたことをひらがなの文字で頭に浮かべて一字ずつ書くのではなく、知っている言葉だと気づいて、書き取っているんだろうなと思いました。

ワークシートはこちらからダウンロードできます。

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