買い物の会話

はじめに

この買い物の会話では、「物の特徴をあらわす形容詞」と「値段(○円)」が使えることが前提です。数字に関しては、日本円の場合は、大きい数字(100以上)を使用します。できれば、形容詞を接続する形「~くて、…N」も練習もしたいところです。そこに助数詞も加えると、負荷がかかっていい練習になるでしょう。教科書によって、提出順序が違うので、そのあたりは、会話スクリプトを編集することで、うまくいくと思います。

準備

1)絵カードをダウンロードして、印刷します。(こちらからダウンロードできます)

6種類あります。1人1枚持てるように、人数分用意します。カラー版は色の形容詞が既習の場合は便利です。色は未習だったり、独自に決めたりしたい場合は、白黒版をご利用ください。以下、各絵について必要な語彙です(カラー版)。他の語が使えることもあります。

・本:日本語、漢字、新しい、古い
・えんぴつ:長い、短い、太い、細い
・ノート:厚い、薄い、大きい、小さい
・かばん:白い、黄色い、大きい、小さい
・かさ:赤い、青い、長い、短い
・はさみ:赤い、青い、大きい、小さい

2)小さく印刷した後、裏に値段を書きます。

「値段を聞く・答える」ことが目的です。値段を聞いた後、コメントとして「高い・安い」を使います。

3)会話スクリプトを用意します。(えんぴつの例)

店員:いらっしゃいませ。
お客:すみません。短いえんぴつは1本いくらですか。
店員:50円です。
お客:安いですね。長くて太いえんぴつは1本いくらですか。
店員:100円です。
お客:そうですか。長くて細いえんぴつは1本いくらですか。
店員:200円です。
お客:高いですね。じゃ、長くて太いえんぴつを3本ください。
店員:ぜんぶで300円です。ありがとうございます。

これはいろいろな要素を盛り込んだ会話になっています。同じ形式が続いて不自然と感じるようでしたら、「長くて細い『の』は?」のように省略することもできます。もし「~くて、…N」が未習の場合は、お客は「長いえんぴつをください」と言い、
店員は「これですか、これですか」のように物を指示してから、「太いのをください」のような流れにすれば良いと思います。もちろん物を目の前にしているので、最終的にはものを指すという方法も1つになると思います。(一応、言葉の練習なので、できるだけ口頭で!)

クラスで

1)教師が会話の例をひと通り口頭で示します。冒頭の写真のように、ここでは値段の分かる絵カードを使います。話者を指示しながら、スクリプトを聞かせます。

2)学生と一緒に何回か会話を繰り返して練習し、覚えさせます。買い物で使われる表現(「いらっしゃいませ」や「~をください」など)が未習であれば、ここで口慣らしを入念に…。

3)学生を1人呼んで、この後の活動のやり方を見せます。ここでは実際のカードを使うので、値段はS(店員)にしか分かりません。

4)学生にカードを配布して、会話スタート。隣の人とやり終えたら、ペアを変えるように指示。また、カードを交換してもOKとします。

5)最後にできたか確認します。教師が店員、学生が客となり、会話ができるようになったかチェックします。

留意点など

会話に持っていくまでに、「助数詞の使い方」「形容詞の意味」「形容詞の使い方(述語・名詞修飾)」「値段の聞き方」「値段の答え方(1つの値段の場合・計算して答える場合)」「値段に対するコメント(高い・安いですね)」など、細かく準備段階を踏みました。20人程度のクラスで、合計1時間半ぐらいかかりました。

同じようなことを何回も言わせることになりますが、テンポよく進むと、会話が非常に楽しいものになります。習ったことを文字に頼らず口頭で…ということが、会話に引き上げる一歩かなと思いました。準備は大変ですけど、絵カードなどじゃんじゃん使ってもらえたら嬉しいです。

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